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セミナーのご案内

栄橋心理相談室  第六期広島現代自己心理学セミナーのご案内  栄橋心理相談室では、広島現代自己心理学セミナー第六期受講生を募集いたします。第六期 セミナーは、2019 年 4 月から開催されます。このセミナーは、精神分析臨床に携わる専 門家が米国精神分析を概観しつつ、間主観性理論、関係精神分析、現代自己心理学を体系的 に学習するためのコースワークです。セミナーは全 24 回の 2 年課程となっており、1 年 目は「米国精神分析入門」、2 年目は「関係精神分析・間主観性理論入門」として開講され ます。仕事をしながら学習する方のために、月に1回、月曜日(第 3 月曜日を予定)の夕 方に行われるプログラムになっています。また、参加者が充分な学習の機会を得るために、 少人数制の限定メンバー(最低開講人数4名・最大 8 名)で開講されます。このセミナー は 2010 年に始まり、これまで第 1 期 8 名、第 2 期 9 名、第 3 期 8 名、第 4 期 5 名、 第 5 期 7 名の先生方が受講されてきました(第 5 期を除きいずれも 2 年課程)。  米国精神分析は現在大きな変革の中にあります。その動きは、「Relational Turn(関係性 への転回)」や「倫理的転回(Ethical Turn)」と呼ばれ、1980 年代から始まり現在も活発 な状態です。このセミナーはこうした動きを学習することを目的とするものです。我が国で は、最近 15 年間で次第にその動きが知られるようになってきたところですが、こうした理 論を体系的に学習する機会は、日本ではほとんどありません。講師はそうした動きを早くか ら知る立場にあって、日本でこうした考え方をけん引する数少ない臨床家の一人で、自らも 米国を中心に独自の理論を今まさに展開している理論家です。参加者の皆様には、広島現代自己心理学セミナーを間主観性理論や関係精神分析へと流れる米国精神分析の理論を学ぶ ための精神分析コースワークの一つとして、ご活用いただければと思います。最終的には、こうした学習の機会が参加者の臨床的理解を深め、その感性を豊かにするものになればと思っております。多くの臨床家の参加をお待ちしております。 第六期広島自己心理学セミナー カリキュラム 米国精神分析入門(Introduction to American Psychoanalysis) <一年目 全 12 回 > 現在米国で生じている関係性への転回や倫理的転回を知るには、米国精神分析の歴史的背景を知らなければなりません。フロイトの構造論から始まり、米国で開花した自我心理学は 1970 年代までに大きく発展し、やがてそれらの批判的検証から関係性への転回や倫理的転 回が生じ始めたからです。こうした考え方は常に、それまで発展してきた自我心理学をはじ めとする米国の様々な考え方との対比の中で、自らの理論を描き出しています。この講義で は、そうした背景を知るために、まずはフロイトやグリーンソンなど古典的自我心理学にお けるメタ心理学と技法論から、伝統的自己心理学や現代自我心理学へと至るまでの米国精神 分析の全般的流れについて学習します。 関係精神分析・間主観性理論入門(Introduction to Relational Psychoanalysis and Intersubjective Theories) <二年目 全 12 回>  関係性への転回や倫理的転回は、関係精神分析、間主観性理論、現代自己心理学といった理 論的グループの中を中心に展開し、そうした理論グループを形作ってきました。関係精神分析は、Mitchell と Greenberg の理論的探索にフェミニズム精神分析が合流して発展し、間 主観性理論は、Stolorow や Atwood、Orange らが治療関係における体験世界を探索する試 みから発展し、現代自己心理学は、Kohut の考えを動機づけモデルや乳児研究の知見から システム論として発展させたところに展開しました。こうした流れの中心的理論家たちの考 えを学び、その異同を議論することで、関係性への転回や倫理的転回の理論や臨床的感性を学習します。 受講資格  一定水準の学習内容を確保するため、広島現代自己心理学セミナーの受講生は、修士号(領 域を問わない)以上の学位を有するか、あるいはそれと同等の学歴を有し、心理的問題に関 する臨床的職業に現に就いている専門家で、臨床心理士や医師免許、公認心理師、社会福祉 士など、心理的問題に関する専門資格を取得してから 1 年以上の常勤(あるいは非常勤で も週に 5 日勤務)経験をもつ方を対象としています。そのような条件を満たす方であれば、 国籍、人種、性別、宗教的立場などによって、不当に受講を制限されることはありません。ただし、過去または現在に講師と臨床的関係にあった場合など、受講者の方の学習環境を考慮して受講をお断りすることはあります。 講 師 富樫公一 TRISP 自己心理学研究所認定精神分析家・スーパーヴァイザー/NAAP 精神分析学会認定精神分析家/ニューヨーク州精神分析家免許/栄橋心理相談室精神分析家・スーパーヴァイザー/甲南大学教授/国際自己心理学会評議委員/国 際自己心理学会学術誌編集委員/日本精神分析学会運営委員/日本精神分析学会編集委員 開講場所 栄橋心理相談室【予定】 広島県広島市南区大須賀町 15-8 ライオンズステーションプラザ 605 (JR 広島駅南口から徒歩 7 分) 開講日・時間 毎月第3月曜日 午後 8:00-9:30【予定】 受講料 年間 84,000 円 授業に出席してもしなくても受講料は請求されます。 お申込み・お問い合わせ 第六期広島自己心理学セミナー受講申込書に必要事項をご記入の上、email に添付して以下 のアドレスまで送信してください。申込書が受け付けられましたら、email にて申込受付の 連絡をいたします。5 日以上経過しても Email による受付の連絡がない場合は、何らかの理由で申込書が受け付けられていない可能性がありますので、お問い合わせください。申し込み締め切りは 2019 年 3 月 17 日(日)です。ただし、人数が多数となった場合には締切日待たずに締め切らせていただくことがあります。 Fax: (082) 236-3506 Email: info@sakaebashi.com 学習内容 いずれの回も、指定された文献についてのディスカッションと、そのテーマに沿った事例の 考察を行います。2019 年度分のシラバスは閲覧可能です。申込前にご覧になりたい方はご請求ください。 2019 年度:米国精神分析入門(予定) 1 米国精神分析の歴史と概説 2 フロイトの自我心理学 3 アンナ・フロイトの考え方 4 ハルトマンの貢献 5 治療技法.治療構造とパラメーター 6 自我心理学の治療技法1 抵抗分析 7 自我心理学の治療技法2 転移分析 8 ギルの転移分析 9 ポール・グレイの抵抗分析 10 自我心理学的対象関係論1 マーラーの発達理論 11 自我心理学的対象関係論2 ジェイコブソンとカーンバーグの貢献 12 自己心理学 コフートの貢献 2020 年度:関係精神分析・間主観性理論入門(予定) 1 ミッチェルの目指したもの 2 ホフマンの弁証法 3 ドネル・スターンの考え方 4 ベンジャミンの考え方 5 フェミニズム精神分析の貢献 6 ブランチャフの貢献 7 ストロロウ、アトウッド、オレンジの間主観性システム理論 8 トラウマと間主観性システム理論 9 倫理的転回と間主観性システム理論 10 Implicit processing と explicit processing 11 動機づけシステム理論 12 複雑系の理論

西日本豪雨被災者支援専門家サポート・グループのご案内

     西日本豪雨災害の被災者支援にあたる専門家の方々      西日本豪雨災害の被害を受けたメンタルヘルス専門家の方々                                                                                                            2018 年 7 月 12 日                                                                                                            栄橋心理相談室   未曽有の被害をもたらした西日本豪雨は、皆様の心にさまざまな想いを残したことと思います。直接的に大きな被害を受けた方、ご家族や大切な人が被害にあった方、被害を目撃した方、直接被害を受けなくても心に様々な想いを抱えた方、被災者支援の中で様々な状況にかかわる方、支援者でも被災者でもある方、支援したくてもできない方など、いろいろな立場でいろいろな体験をされていることでしょう。状況はそれぞれ異なっていても、誰もが心に強い想いを抱えているはずです。それは、完全に消えることはないかもしれません。しかし、同じような想いを抱えた者どうしが互いに想いと時間を共有することで、その想いを少しでも軽くしたり、これからの日常を生きていくうえでの力に変えていくことができるかもしれません。広島市で 10 年以上心の健康に寄与してきた栄橋心理相談室は、この土地で生きる皆様のために、以下のような形で、無償でサポート・グループを行います(登録事務手数料一回 300 円はかかります)。   栄橋心理相談室は特に、さまざまな形で被災者支援にかかる専門家とご自身が被災されたメンタルヘルスの専門家へのケアを重視しています。支援者はまず自らの心を支えることが重要です。それによってその支援者が支援する人たちを間接的にも支えることになります。関心のある方はご参加ください。                                                                 記 主 催:栄橋心理相談室 共催:精神分析的間主観性研究グループ(NAPI) 参加資格:①広島県、岡山県、愛媛県で被災者支援に携わる専門家(医師、臨床心理士、保健師、看護師、教師、ケースワーカー、消防士、警察官、自衛隊員、海上保安官等) ②西日本豪雨災害の被害を受けたメンタルヘルス専門家の方々 頻 度:月一回程度(今後の予定は 7/28 以降にお伝えします) 日 時:土曜日 15 時~17 時を予定 (初回:7 月 28 日(土)は 14 時~16 時) 定 員:最大 10 名 期 間:1 年間(予定) 参加受付:定員に達するまで、11 月までは途中参加可能です。12 月以降はクローズドのグループになりますので、新規の参加は受け付けません ファシリテーター 富樫公一 甲南大学教授、TRISP 自己心理学研究所ファカルティ、NAAP 精神分析学会認定精神分析家、ニューヨーク州精神分析家免許、臨床心理士、国際自己心理学会評議委員、国際自己心理学会学術誌編集委員、日本精神分析学会運営委員、日本精神分析学会編集委員 【著書等】多数につき一部抜粋 Togashi, K. & Kottler, A. (2015). Kohut’s Twinship Across Cultures: The Psychology of Being Human. New York: Routledge.Togashi, K. (2014). A Sense of “Being Human” and Twinship Experience. International Journal of Psychoanalytic Self Psychology, 9(4), 265-281.Togashi, K. & Kottler, A. (in press). Contemporary Self Psychology and Its Treatment of Traumatized Patient. In. Bernd Huppertz. (ed.). Approaches to Psychic Trauma: Theory and Practice. Lanham, ML: Lexington.Brothers, D. & Togashi, K. (in press). After the World Collapsed: Two Culturally Embedded Forms of Service to Others Following Wide-Scale Societal Traumas. In D.Goodman (ed.). Intergenerational Strains. New York: Routledge.富樫公一(2016)『不確かさの精神分析』誠信書房 岡野憲一郎・吾妻壮・富樫公一・横井公一(2011)『関係精神分析入門』岩崎学術出版社 岡野憲一郎・吾妻壮・富樫公一・横井公一(2016)『臨床場面での自己開示と倫理』岩崎学術出版社 開講場所 栄橋心理相談室 (JR 広島駅南口から徒歩 7 分) 広島県広島市南区大須賀町 15-8 ライオンズステーションプラザ 605 082-262-1251 お申込み受付 加藤しおり(臨床心理士) shiori_katooo@yahoo.co.jp お問い合わせ・お申込み 受付メールアドレスまで、お名前、ご所属、ご住所、電話番号、職種を書いてお送りください。折り返し申し込みフォームをお送りいたします。 以上